さかた塾中学部ブログ

旧・さかた塾中学部の19年度、20年度ブログです。最新のものは「進学塾ライトアップ」のHP( https://lightup-onomichi.com/ )をご覧ください!

【雑談】今冬は節電&防災をすすめよう

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

 

まずは中3コメントです。

 

「今日は、3学期末の課題をした。

 まあまあすすめられたのでよかった。」

→合格発表後は高校の勉強をしましょう!

 それまでは定期試験、頑張って!

 

 

「今日はとにかく入試問題をときました。

 分からない問題も、自分で調べたり、

 先生に聞いたりして

 出来るようになったと思います!!」

→学年末の直前はどうしても

 そっちに多少の時間を取られてしまうので、

 今、いつも以上に頑張りましょうね!

 私立合格おめでとう!!

 

 

「社会と国語をやった。

 もっと社会の苦手なところと

 理科を勧めていきたい。」

→演習のペースも申し分なし、

 私立も終わったことだし、

 このまま頑張ろう!

 

 

「数学の問題の解説をみていたら

オイラーの定理』が書いてあったので、

 入試でそれを使うような

 問題が出たらありがたいです。」

オイラーの定理・・・

 図形の頂点と辺と面の数の関係の

 ルールですね、中学受験で

 出題されていたのは見たことがあります。

 古文も引き続き頑張って!

 

 

「社会で模試と同じ問題が出ていた。

 社会はだいぶ出来るようになった。

 明日は数・英をやる。」

→毎日、中1か中2の理科の基礎事項は

 コツコツと大量にチェックし、

 社会も地理と歴史でも

 どんどん知識量を増やしていますね。

 

 今日解いていた過去問も、

 今までよりもずっと

 いい感じだったと思います。

 

 明日も学校が休みだと思うので、

 この調子でどんどん行こう!

 

 

「今日は公民の復習をした。

 忘れかけていた株式会社のしくみを

 思い出せた!!

 流通のしくみも忘れないようにしたい。」

→マグロのセリって・・・と

 質問をされたときには

 ビックリしましたが、

 きちんと理解できたなら良かったです。

 

 学校がある日もない日も関係なく

 どんどん小テストやろうね!

 私立合格おめでとう!!

 

 

「空間図形は、

 線が立体の対角線と

 なるように立体を探すのが

 大変だなと思った。

 

 社会は経済のしくみが

 いろいろややこしかったので、

 頑張って理解する。」

→数学は練習をすれば、

 すぐに見つけられるようになります。

 最初は、プリントに

 書き込んでいたみたいに、

 実際に立体を書きいれてみましょう。

 

 PL法、POSシステム、卸売業、商業

 関連産業、株式会社・・・

 

 公民が分かれば、

 ニュースも分かるようになって、

 世の中のことがわかります。

 しっかりと理解しようね!

 私立合格おめでとう!!

 

 

本日は少し気になる

ニュースを見つけました。

 

せっかくなので、

入試に関係ある知識も混ぜながら

ニュースを確認してみたいと思います。

 

 

 

www3.nhk.or.jp

 

寒さの影響で10日も西日本を中心に厳しい電力需給となりました。今後も需給の厳しさは続く見込みで、大手電力会社で作る電気事業連合会は、家庭や企業に対して電気を効率的に使うなど節電への協力を求める呼びかけを始めました。

 

(中略)


中国電力管内で午前5時台に98%、午後4時台と5時台に97%、
九州電力で午後7時台に97%、
関西電力も午前9時台に95%まで上昇しました。

 

(中略)

 

この中では「天候不順や厳しい寒さは今後も続くことが予想され、特に3連休明けの12日は、電力需給がさらに悪化する可能性がある」としています。 

 

こちらのニュース、

12月ごろから出されていたので

確認され、心配されている方も

多いのではないかと思います。

 

 

今、西日本を中心に、

電力不足が問題になっているようです。

 

 

上の記事によると、1/10あたりの

中国電力の電力使用率が98%・・・

 

 

この「電力使用率」って、

100%を超えるとどうなっちゃうの?

 

と思って調べてみたところ、

 

地区防災アドバイザーなど

行政の仕事にも携わっていた

専門家の方の記事を見つけました。

 

 

news.yahoo.co.jp

 

各社が電力を融通し合う危機的な状況が続いている。また、12日付けの日経新聞によると「発電事業者のJパワーが、停止中の石炭火力発電の燃料に重油を使い、14日にも稼働させることがわかった」。石炭火力の主要燃料に重油を使うことは極めて異例な対応だという。

 

(中略)

 

では、電力使用率が100%を超えればどうなるのか。同広報担当者は「100%を超えないように調整をしている。100%を超えてすぐにブラックアウトということはない」とした上で、考えられることは「周波数が乱れること」とし、それ以上は確かなことが言えないとする。しかし、「不安定になることで停電が起きやすくなるのでは」との質問に対しては否定しなかった。

 

(中略)

 

一般市民の立場で考えれば、今のうちに大規模な停電に備えておくべきだ。

1つは、暖かさの確保。つまり、電源がなくても使える暖房機器の準備。石油ストーブなどは多めに燃料を確保しておく。都市部で石油が使えない家なら、カセットガスボンベを燃料とするストーブで、電池不要で使用できるものもある(ただし定期的な換気が必要)。当然、防寒グッズも、停電でもすぐに着られるように身近に用意しておきたい。

ガスコンロは必須だ。料理はもちろん、お湯を沸かして湯たんぽなどに入れて使うこともできる。買い占めは控えてもらいたいが、食料も多めに確保しておきたい。

発電機もあれば便利だが、燃焼系については部屋内で使うと一酸化炭素中毒になる。秋田県では、停電中に、発電機を屋内で使用したとみられる60代の夫婦が死亡した。

 

(中略)

 

ちなみに、凍死による死者数は1000人を超える年も珍しくなく熱中症を上回る。その多くが屋内であることを覚えておいた方がいい。

 

(中略)

 

そのほか、車のシガーソケットから電気が取れるようにしておくなど、基本的な停電対策はしておきたい。

 

この記事によると、

すぐさまブラックアウト(大規模停電)

にはなる可能性は低いものの、

停電に備えなければならない。

 

 

そして、停電した場合、

気を付けなければならないのは凍死。

 

石油ストーブなどを準備したり、

(その際には換気にも注意)

電力を確保するための防災グッズなどを

用意した方がよさそうです。

 

 

 

日本は現在、発電の8割以上を

火力発電が占めています。

 

2011年の東日本大震災以降、

日本の原子力発電所

ほぼ稼働していないので、

そこから火力発電の割合が一気に高まりました。

 

では、何を燃やして発電をするのかというと、

液化天然ガス、石炭、石油を使います。

 

www.tepco.co.jp

 

当社火力発電所の燃料は主に液化天然ガス(LNG)、石油、石炭の3種類。中でもLNGは全体の約7割を占めていて、次いで石炭、石油となっています。なぜ、LNGを多く使っているのか?LNGは火力発電の燃料としてさまざまなメリットがあるからです。まずは環境面。火力発電燃料の中で、燃焼時のCO2排出量が最も少ないのがLNGです。石炭と比較した排出量はなんと約6割。また窒素酸化物(NOx)は約4割、硫黄酸化物(SOx)は排出ゼロで、ばいじんもほとんど発生しないことからクリーンな燃料とも言われています。また、天然ガスは埋蔵量が豊富で、世界各地で産出されていることから、安定的に入手できることも重要なメリットです。

 

日本の火力発電の中でも

最も重要な資源であり、

 

石油・石炭よりも

二酸化炭素などの排出量の少ない

クリーンなエネルギーで、

 

しかも世界各地で産出されているから

安定供給が可能である・・・

 

 

このHPを見ると

いいことずくめに思える

 

天然ガスが現在、

日本で不足しているそうなんです。

 

 

business.nikkei.com

 

電力不足が深刻さを増している。最大の要因であるLNG液化天然ガス)の不足はなぜ起きたのか。その背景には、電力自由化再生可能エネルギーの拡大といった電力システムの変化がある。発電事業者が適正なLNG調達量を判断しにくくなっていたのだ。

 

(中略)

 

確かに寒波は厳しいもので、電力需要は全国で増加している。ただ、ここまでの需給ひっ迫とJEPX(日本卸電力取引所)価格の高騰を招いた最大の要因はLNGの不足の方だ。中国と韓国によるLNG輸入量の増加、産ガス国での生産設備トラブル、新型コロナ影響によるパナマ運河の通関手続き遅延などが絡み合っている。

 

(中略)

 

強烈な寒波に襲われたのは日本だけではない。中国でも電力不足は顕在化している。北東アジアでのLNG争奪戦は熾烈を極めており、北東アジアでLNGが枯渇している状況だ。

 

(中略)

 

LNG不足の解消には、寒さが和らいで電力需要が減少し、LNGの消費量が減る。もしくは、電力需要以上にLNG調達量が増えるかのどちらかしかない。

このため、複数の電力関係者が「LNG不足は少なくとも1月末まで続く可能性が高い」と厳しい予測をしている。もしくは、寒さが和らぎ、真冬が過ぎ去る時までかかるだろう。

 

こちらの記事を読むと、

複数の理由が書かれていて、

 

それらの理由が組み合わさった結果、

 

今回の天然ガスの不足問題が

起こったようです。

 

 

この問題を考えることも、

社会の資料読み取り問題などで

受験生たちには役立つと思います。

 

 

なぜ天然ガスの不足が起こったのか。

 

いくつか思いつきましたか?

みなさんはきちんと読み取れましたか?

 

 

新型コロナウイルスの影響で

 中国での電力使用量が減少し、

 天然ガスの産出国もそれに合わせて、

 産出量を制限していた

 

 

②今冬、東アジアに寒波が到来して、

 日本国内の電力使用量が一気に増えた

 

 

③中国・韓国でも同様に、

 寒波の影響で天然ガスの需要が

 一気に高まり、

 日本も含めた争奪戦になった

 

 

新型コロナウイルスの影響で、

 エジプトのスエズ運河など、

 貿易ルートでの各種手続きが遅延し、

 天然ガスの供給に遅れが出ていた

 

 

⑤買いすぎた天然ガスを売却するなど、

 電力会社が経営努力をしていた結果、

 ②、③の変化に十分に対応出来なかった

 

 

⑥九州地方では、太陽光発電地熱発電など

 再生可能エネルギーの使用率が高く、

 ⑤の傾向が特に強かった

 →冬は太陽光発電の効率も下がるため、

  余計に苦戦していた

 

 

⑦環境問題への配慮もあって、

 オール電化・電気自動車など、

 電力に依存する世の中になっていた

 

 

新型コロナウイルスの影響で、

 在宅勤務・オンライン授業なども増え、

 各家庭の電力使用量が増えていた

 

 

新型コロナウイルスの影響で、

 頻繁に換気を行う結果、

 部屋が温まりにくく、

 いつもよりも電力使用量が増えていた

 

 

と、私が理解できるだけでも、

これだけの理由が関係しています。

 

(誤りがあるようでしたら、

 ご指摘をいただければ修正します)

 

 

もしかしたら、これらに加えて、

 

昨年の今頃は暖冬の影響で

暖房があまり必要なかったことも

 

今冬の天然ガスの備蓄を

減らしてしまっていたことに

少しは関係しているかもしれません。

 

 

 

結果として、

2011年の東日本大震災の時以来の

深刻な電力不足に陥っています。

 

 

受験生たちにはちゃんとした環境で

 

こうした問題に悩まされずに

勉強をしてほしいので、

 

受験が落ち着くまで

大規模停電などのトラブルが

起こらないことを祈りながら、

 

私も不要な電力を消費しないように

節電に努めたいと思っています。

 

みなさんもぜひ、

節電と十分な防災を行ってください!

 

 

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ご面談で生徒さんの学習状況を確認したのち、

必要があれば簡単な補習などを行って、

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