さかた塾中学部ブログ

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【雑談】防衛機制について考えよう!

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

 

水曜日の中3コメントです。

 

「ずーっと社会の年代暗記をしていた。

 ぜんぜーん覚えられていなかった。

 覚えないといけない。やばい。」

→しっかりと流れで覚えましょう!

 木曜日確認します。

 

 

「今日は英語長文をやった。

 やはり内容を聞かれる問題が苦手です。

 日本語に全て訳せるように頑張る。」

→これも木曜日に確認します!

 

 

「英語の長文をやった。

 関係代名詞が少し不安だったので、

 ちゃんと復習しておきたい。」

→塾のテキストの関係代名詞の単元、

 そこをぱぱっと解いて、

 不安を無くしましょう!

 

 

さて、受験も間近に迫り、

なかなか結果が出ない生徒さんは、

どうしても現実逃避を

してしまいたくなる時期です。

 

ということで、浅学で恐縮ですが、

高校の現代社会で習う「防衛機制」の

お話を少しだけしたいと思います。

 

 

防衛機制」という言葉、

聞きなれない方も多いと思います。

 

辞書で引くと、こんな感じです。

 

心理学で、深い・欲求不満や葛藤などから無意識に自分を守ろうとして働く適応のしかたのこと。補償・合理化・投射(投影)・昇華などがある。適応機制。防衛機構。

 

大辞林

 

ということで、簡単に言えば、

 

「ストレスを感じたときに、

 自分の心を守るために

 無意識にとってしまう行動のこと。」

 

と考えてもらえれば、問題ありません。

 

ちょっと調べただけでも

防衛機制のカテゴリーは

たくさんあるのですが、

 

ここでは、

 

①補償

②合理化

③投射(投影)

④昇華

⑤反動形成

⑥退行

⑦逃避

 

について、具体例などを

見てみたいと思います。

 

自分がこれに当てはまるような

行動や考え方をしていた時、

心にストレスがかかっているということです。

 

 

そのストレスの原因が取り除ければ、

きっと心が軽くなるはずです。

 

①補償

心理学で、身体的・精神的な原因によって劣等感を持つこと。それを補おうとする心の働き。

 

「自分は勉強は出来ないけど、

 部活で頑張っているし、

 友達もたくさんいるから

 

 勉強が出来るより今の自分の方が楽しい、

 だから勉強が出来なくてもいいもん!」

 

 

②合理化

心理学で、たとえば言い訳のように、理由付けをして行為を正当化すること。

 

「勉強はしなければいけないけど、

 眠いし、眠いままやると効率は落ちるし、

 だから勉強しないで寝てしまおう!」

 

「勉強はしなきゃいけないけど、

 親が手伝えって言うし、

 それに従わないと怒られるから

 勉強よりもそっちを優先させないと!」

 

 

③投射(投影)

心理学で、考え方や行動に心の内面が表現されること。自分の性質を他人の性質にしてしまうこと。

 

「勉強はしたいんだけど、

 あの先生は嫌いだし、

 きっとあの先生も僕のことが嫌いなはずだ。

 だから、あいつのことなんて

 考えたくもない!勉強もしない!」

 

 

④昇華

精神分析の用語。欲求不満のエネルギーが他の学問・芸術・宗教などの活動に置換されること。

 

「勉強出来なくてイライラする!

 このイライラをぶつけた絵を描いてやる!」

 

 

⑤反動形成

心理学で、抑圧された欲求と反対傾向の態度が強調して示されること。例えば、憎しみの感情に対抗して、反対の甘やかしが生じるなど。

 

「本当は勉強なんてしたくない。

 けど勉強をしないと

 周りから何を言われるか分からないし、

 バカだと思われたくないから、

 

 とりあえず勉強しなきゃ、

 勉強しなきゃ、勉強しなきゃ、

 言われたこと守らなきゃ・・・!

 うううう・・・・本当はつらい。」

 

 

「本当は勉強をしたいんだけど、

 親に『勉強しなさい』って言われたから

 勉強をするんだと、

 親の言いなりになっているみたいで

 なんかかっこ悪い。

 

 だから、『勉強しなさい』って言われたら

 絶対に勉強しない!!」

 

 

⑥退行

心理学で、困難な状況に遭遇したとき、精神発達上より未熟で幼稚な段階の行動を示すこと。

 

「あー、もう!

 周りが勉強しろしろうるさい!

 あー、もうヤダ!

 ヤダヤダヤダヤダヤダ!

 うるさいうるさいうるさいうるさい!!」

 

 

⑦逃避

困難なことに直面したときに逃げたり、意識しないようにしたりして、それを避けること。

 

「宿題やってないし、

 また怒られちゃうから、

 お腹痛いフリして休んじゃお!」

 

 

「宿題やってないと、

 居残りさせられちゃうから、

 写しちゃお!

 あ、英語はやったけど

 プリント忘れたってことにしよう!」

 

 

「もう勉強なんてしたくない・・・

 塾辞めたいし、学校も行きたくない・・・」

 

 

ということで、

すぐ調べれば出て来る

代表的な7つに関して、

 

簡単に言うとこんな状態、

という私の解釈もつけて、

並べてみました。

 

 

繰り返しになりますが、

 

この防衛機制自体が悪いわけではなく、

そうやって自分の心に

言い訳をしないといけないくらい、

 

心に大きなストレスが

かかってしまっている状態ということです。

 

 

たまには逃げてしまうことだってあります。

大人だってそうですから。

 

 

けれど、ずーっとその状態を抱えたまま

ということは、いくら勉強のためとは言え、

あまり健全ではないのかな・・・。

 

 

それは、

 

環境を変えた方がいいのかもしれない。

 

目標を変えた方がいいのかもしれない。

 

 

逆に

 

頑張り続ければ、

その状況が変わるかもしれない。

 

少しだけ考え方を変えれば、

親や先生とよく話し合えば、

もっと気の持ちようが変わるかもしれない。

 

目標のために何としても

頑張らないといけないなら、

それを我慢しなければいけないのかもしれない。

 

 

答えは人それぞれ。

何が一番いいのかは分かりませんが、

相談をしてくれれば、

何か良いアドバイスが出来るかもしれません。

 

受験生は特にストレスを

抱える時期ですね。

 

 

具体的に何か相談をされた訳ではないのですが、

少し心配なことがあって、

こんな記事を書いてみました。

 

自分の心の中の言い訳に、

少し向き合ってみてください。

 

 

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