さかた塾中学部ブログ

旧・さかた塾中学部の19年度、20年度ブログです。最新のものは「進学塾ライトアップ」のHP( https://lightup-onomichi.com/ )をご覧ください!

【入試情報】広島県は内申重視!

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

明日いっぱい尾道でも大雨が降るようです。

 

そのため、どうやら、明日は学校が

休校になる可能性が高そうです。

 

明日は14時から教室を開けますが、

天候次第では無理をせず、

自宅で勉強をしてください。

可能な限り、お車での送迎をお願いいたします。

 

 

私は折を見て、

他塾の先生方のブログを拝見しているのですが、

そこで少し気になったブログを見つけてしまいました。

 

 

以下、そのブログに対して、

あまり肯定的な内容ではないため、

塾名等は控えさせていただきますが、

 

内容をかいつまんで説明すると、

 

広島県の公立高校の入試は

 内申重視だと言われているし、

 大手の塾も、みんなそう言っているけれど、

 

 実際のところは入試得点重視ですよ!

 見た目に騙されちゃいけませんよ!」

 

といった内容でした。

 

 

 

色々と勉強になることも多いので

たまに拝見していたブログなのですが、

 

これに関しては広島県の入試2年目の私でも、

 

「いやいやいやいやいや!」

 

と反論したくなりました笑

 

 

 

保護者の方々が、こちらのブログを見て

勘違いをされていてもいけないので、

 

改めて、広島県の公立高校の入試が

超!内申重視であることを説明したいと思います。

(現中3・現中2が受験する入試のお話です。)

 

 

 

 内申重視であると言える理由その①

「内申が中1から必要で、しかも均等

 その上、入試:内申がほぼ1:1」

 

広島県は中1から内申が必要です。

 

 しかも中1:中2:中3の内申の比重は

 1:1:1の均等配点です。

 

 よって、中1だから内申対策で手を抜く

 というのが許されません。

 

 そして、当日の入試得点と内申点

 ほぼ均等に見られます。

 

(この近隣の高校では、

 尾道北と誠之館には定員の20%を、

 入試得点:内申を8:2で見る

 特別選考があります。)

 

 

 これが東京都の場合は

 中3の内申しか必要ありませんし。

 入試得点と内申の比重は7:3です。

 

 

 神奈川の場合は中2・中3の内申だけ、

 中1の内申は必要ありません。

 

 入試得点と内申の比重は各学校によりますが、

 公立最難関の横浜翠嵐の場合、3:1です。

 

(下位校だと入試得点よりも

 内申を重視をする学校もあります。)

 

 

 埼玉県の場合は内申は中1から必要ですが、

 中1:中2:中3の内申は1:1:2や

 1:1:3など、中3の成績が重視されます。

 

 また、入試得点と内申の比率は、進学校なら

 6:4の場合がほとんどです。

 

 

 つまり、広島県の場合は、

 中1の内申もそれなりに重視され、

 当日の入試との割合を見ても、

 内申が重視されている。

 

 だから中3から火がついて

 勉強を頑張ったとしても、

 

 挽回するには当日の入試で、

 相当頑張らないといけない、ということです。

 

 ですが、それも大変難しいです。

 

 

 なぜなら・・・

 

 

 内申重視と言える理由その②

「入試が難しく、点数がとりづらい」

 

→全国の都道府県の中でも、

 広島県の公立高校入試の難しさは、

 トップクラスです。

 

 面談などで資料をお見せした方も

 いらっしゃいますが、2017年度から2019年度の

 広島県の入試得点率は、以下の通りでした。

 

 2017年度

 理科ワースト1位(34%)、英語ワースト1位(32%)

 社会ワースト1位(39%)、国語ワースト2位(48%)

 

 2018年度

 理科ワースト3位(38%)、社会ワースト1位(36%)

 国語ワースト3位(47%)

 

 2019年度

 英語ワースト1位(43%)、社会ワースト3位(43%)

 国語ワースト2位(47%)

 

 記号問題は、ほぼ無いに等しい。

 問題文もやたらと長い。

 そして、点数が取りづらい、これが広島県です。

 

 

 毎年、5教科のうち、3~4教科の平均点が、

 全都道府県の中で、5本の指に入る悪さなわけです。

 

 これは下手すると、

 全国トップの入試難易度かもしれません。

 

 

 広島県の教育レベルが低い、

 ということではありません。

 

 

 広島県教育委員会のHPに載っている、

 全国学力調査の結果を見ても、

 広島県は全国平均か平均より少し上のレベルです。

 

 

 ですが、入試では、100点満点に換算したときの

 全体の平均点が3割・4割が当たり前なわけです。

 

 

 定期テストで考えてみてください。

 

 100点満点で平均点が30点台のテスト、

 そんなテスト、中学で見たことありませんよね?

 

 

 だから、得点の分布を見ても、

 250点満点中200点を超える生徒なんて、

 全体の0.1%、つまり1000人に一人しか

 8割を超えないわけです。

 

 こんな入試で、「内申点の低さを本番で挽回!」

 なんてことは、とても難しいことです。

 

 (そして、入試難度と低倍率のため、

  入試直前でも各中学校には

  すでに受験が終わったような

  お気楽ムードが漂っているようです。

  これは本当に良くないことだと思います。)

 

 

ということで、

やっぱり結局どうしてもどうやったって、

内申点というものは本当に大切」だし、

広島県は内申重視!!」ということです。

 

 

 

中1は、入試制度が変わって、

内申があまり重視されなくなるかもしれません。

 

 

しかし、特色枠といって、

各高校は、定員の何%かについて、

 

入試得点と内申の比重を

自由に変更できる裁量を与えられています。

 

もしかしたら、従来通りの内申重視の傾向、

けっこう残るかもしれませんよ?

 

だから、そうなってもいいように、

期末まであと一週間、本気で勉強しようね。

 

 

 

基本的には「みんながそう言っている」

ということは、その意見に納得している人が

多くいるということですよね。

 

それを覆そうと思うならば、

自分の主張を押し通すだけではなくて、

 

ちゃんと調べて、

相手の意見も真摯に聞きましょう。

 

 

こうやってあのブログを

一度ケチをつけて見てしまうと、

 

「この塾、内申がほぼALL3でも入れる某私立高校を

 偏差値60台の難関校へ奇跡の合格!

 って叫んでるな・・・」とか、

 

 

「内申重視にしてから神奈川県の高校の

 トップ大学への現役進学率が激落ちしたって、

 

 どのデータに基づいて言っているんだろう?

 そんなデータあったかな?」とか、

 

 

「この塾、『医学部看護学科』への合格を

 堂々と『医学部合格!!』

 って謳ってるな・・・」などと、

 

別のところが気になってしまいます。

 

 

この先生、

「世の中に出ている間違った情報に騙されるな!」

とブログでおっしゃっていますが、

 

まずはご自身のブログの間違った情報に

引っかからないかを

ふるいにかけているのかな・・・

 

なんて思ってみたり・・・。

 

 

・・・おっと、いけない。

 

思わぬところで、

『黒』西川が出てしまいました笑

 

 

明日も楽しく、勉強を頑張りましょう!!

 

 

 

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