【雑談】人口ピラミッドを眺めてみよう!
みなさん、こんにちは!
さかた塾中学部、代表の西川です。
sakatajuku-chugakubu.hatenablog.com
先日こちらの本を紹介させて頂きました。
こちらを見ると改めて、
すごいことが書かれています。
だが、犠牲はきわめて大きかった。
この戦争でソ連は軍人、民間人
あわせて2700万人を失っている。
もとの人口は約1億9千万人だ。
一方、ドイツの死者は約800万人。
ちなみに日本は約300万人を失った。
広島の原爆の死者が約14万人、
現在の広島の人口が約280万人、
現在の東京都の人口は約1200万人です。
ドイツや日本の死者数もものすごいのですが、
ソ連軍の死者数はけた違いだということが分かります。
極寒の地での戦争だからというのもあるでしょう。
戦地で孤立すれば、一夜で凍死してしまいます。
本の中にあるように
女性の兵士が多くいたことも
関係があるかもしれません。
国民の7人に1人、それも戦地に行ける
健康な若い男女の命が失われたということの
影響が、人口ピラミッドを見ればわかります。
こちらは、世界の各国・地域別の
人口ピラミッドが掲載されているサイトです。
中2の地理の序盤か、中1の後半に習います。
ピラミッド型→つりがね型→つぼ型
発展途上国から先進国になるにつれて、
上記のように形が推移していくのですが、
ロシアの人口ピラミッドが
非常に特徴的です。
これは以前、久米宏さんのラジオで紹介されていて、
印象的だったのですが、
本を読んで改めて調べてみたくなりました。
ロシアの人口ピラミッドは、
70~74歳、45~49際、15~19歳の部分だけ
人口の割合が極端に少なくなっています。
その原因が何かと言うと・・・
約2700万人がなくなった、
第二次世界大戦が原因だというのです。
おかげでロシアも急速に少子化が進んでいます。
70年以上前の戦争が、
いまの子供たちにも間接的に
大きな影響を与えているわけです。
同じように考えてみると・・・
中国の35~44歳の人口が極端に少ないのは、
「文化大革命」の影響かな・・・
子供の割合が低いのは「一人っ子政策」の
影響だろうな・・・とか、
東ヨーロッパの「くぼみ」の原因は、
などなど、色々なことを考えることが出来ます。
最後に・・・
これは
「世界で最も少子高齢化が進んでいる国」
の人口ピラミッドです。
そうです。
日本です。
現在の人口が約1億2千万人、
2050年の人口予測が約8000万人、
あと30年で人口の3分の1が
いなくなってしまうと言われている国です。
人口減少を食い止めるにはどうすれば
いいのでしょう?
社会保障を充実させて、
子供を産みやすい国にするのか、
そうすると高齢者の支援のための
費用はどうなってしまうのか、
海外からの移民をどんどん受け入れていくのか、
その両方をやるのか。
そのために必要な費用はどうやって
国が集めていくのか。
社会が大きく変わっていく中で、
ちゃんと政治に関心を持って、
自分たちのことは自分たちで
決めていきたいですね。
ということで、みなさんもぜひ、
人口ピラミッドを眺めてみてください!
sakatajuku-chugakubu.hatenablog.com
よろしければ、こちらの記事も
併せてご覧ください。
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