さかた塾中学部ブログ

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【雑談】手を抜く生徒を全否定出来ない

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。 

 

 

月曜日もたくさんの生徒さんたちが、

勉強をしに来てくれました。

 

冬休みの宿題を

どんどん終わらせている生徒さん、

いいね!

 

時間が出来れば、自分なりの勉強も出来るし、

読書も出来るし、やりたいことも

うしろめたさもなく、思いっきりできます。

 

どんどん前倒しでいきましょう!

 

 

さて、2か月以上前に書いて、

テスト前はさすがに・・・と思いながら、

リリースをためらっていた記事があるのですが、

このタイミングで出してみようと思います。

 

 

↓↓↓

 

先日授業をちゃんと

受けられなかった生徒さんが、

本日約束通り、補習に来てくれました。

 

そこで色々な話しもさせてもらいました。

 

 

「いつも宿題を解いた

 ノートを見させてもらってるけど、

 

 君なら絶対出来るところが、

 答えを写して、

 真っ赤になっているのが残念。

 

 ポテンシャルはあるんだよ。

 君ならこの問題は答えられると思うよ?

 

 授業の様子を見ても、

 ちゃんと自分の頭で考えて

 勉強してくれているのは分かるもん。

 

 ちゃんと自分で考えてて、

 それで努力もしてたら

 もう君は最強じゃない?

 

 もう少し努力すれば、確実に成績は上がるよ。」

 

というお話をしました。

 

 

手を抜こうとしている生徒さんは、

褒められたものではないのですが、

 

私には、

「絶対に何が何でも、

 全ての事を完璧にやれ!」

とはあまり言う気になれません。

 

 

その生徒さんの話ではないのですが、

ズルをしたいという生徒さんは、

 

自分にとっては大切な、ある目的のために、

必死に頭を使って、

色々なズルをしようと試行錯誤しています。

 

時には巧妙な嘘をつき、

大人を全員騙します。

 

 

ですが、

こういう手を抜く能力って、

社会人になると

少しは必要なんじゃないかと思います。

 

 

 

塾業界というのは、

学校の先生と同じように

離職率の高い業界です。

 

 

ですので、

真面目に全てをこなそうとして、

心が壊れてしまった同僚を

何人か見てきました。

 

 

「塾に行くことを考えると

 吐いちゃう。」

 

「生徒の顔も見たくない、

 心から嫌いになった・・・」

 

こう言って辞めていった先生を

何人か目の当たりにして、

生徒も先生も不幸になっちゃったなと

気の毒に思いました。

 

 

 

生徒のためにと毎日夜遅くまで

必死に教材研究をして、

 

その結果、過労が原因で

教室で泡を吹いて倒れ、

 

救急車で運ばれて、

 

そのまま辞めてしまった後輩もいます。

 

 (一生懸命、救急車の後ろを原付バイクで

 追いかけましたが、

 あいつらはサイレンを鳴らしながら

 赤信号を無視するので、

 追いつけませんでした・・・笑)

 

 

「まだ平社員で

 責任のない立場なんだから、

 

 もう少し手を抜けるところは

 抜いてもいいよ?

 

 責任は上司の僕がとるし。」

 

という話も何度かしましたが、

 

 

「いえ!頑張ります!」

 

という空元気の返事が返って来るだけでした。

 

 

無理やり教室に行って、

飲みにつれて行って、

 

「飲んだんだから帰れ帰れ!」と

 

仕事の邪魔をしてあげた方が良かったな、

と反省しています。

 

 

一方で、私は仕事に慣れてからは、

会社から言われた仕事は適当にやって、

 

目の前の生徒さんとの

授業を目いっぱい楽しんでいました。

 

 

本部からの

営業電話をしろという催促の電話を

何度も無視したり、

 

「わかりました!電話がけ頑張ります!」

と言って電話を切ってから

すぐに授業に戻ったことも何度もあります笑

 

一度だけ我慢ならなくて、

受話器を地面に投げつけて

叩き壊したこともありました笑

 

 

そのおかげ(?)で、

実績最優秀校に選ばれ、

お問合せもたくさんいただき、

 

営業ノルマの達成率も、

営業なんてほぼゼロ状態で

トップの成績を残したこともあります。

 

 

そんな私の経験もあるので、

肩の力を抜いて、一息ついて、

何が大事なのかを見定める

そこを一点突破する能力というのは

結構大事なんだなと思っています。

 

 

 

自分で立てた目標があるのに、

その努力水準まで

頑張り切れていない生徒、

それは厳しく指導します。

 

受験生なのに、宿題忘れなど

全くやる気のない生徒、

それもその行為を厳しく非難します。

 

試験前なのに

勉強をしている様子が見られない生徒、

こちらも同様です。

 

 

ですが、そうじゃない場合は・・・

 

 

 

塾の先生がこんなことを言うのは、

各方面からお叱りを

受けてしまうと思いますが、

 

私は、

「バレない嘘をつけ!」

「楽を出来るように工夫しろ!」

と授業で話したこともあります。

 

 

楽をしようと工夫をすること、

それは勉強において上手くはまれば、

 

勉強の質を上げること

ものごとの本質を理解すること

につながります。

 

 

「次からテストの点数をあげるために

 試験直前はもっとこのプリントを

 やるようにします!」

 

これも、ちゃんと自分で考えて

今までと同等の頑張りで

もっと良い点数を取る効率の良い勉強法を

見つけたってことですからね。 

 

 

言われたことだけをやるのではなく、

 

この勉強は少し手を抜く、

この勉強は実力を上げるために必要だから、

ちゃんと手を抜かずに頑張る。

 

 

そうやって、

きちんと取捨選択が出来ることは、

高校生になったときに

確実に有益な能力になると思います。

 

 

 

高校生になれば、

勉強の質も量もどちらも必要になります。

 

中学生のうちに、

勉強の質が悪いまま、

ただ量だけをこなして、

なんとか頑張っている生徒さんは、

 

同じ勉強で、

全部の教科で結果を出そうとすると、

高校で確実にパンクします。

 

 

もちろん、

定期テストで高得点を取るには、

何度も基礎を反復しないと、

結果は出ません。

 

その努力は間違いなく必要です。

 

 

そして、もちろん塾講師として、

私は努力をしてくれている

生徒さんの方が好きです。

 

 

ですが、不真面目な生徒さんであっても

周りに嘘をつきまくり、

全てを人のせいにして全く勉強をしない

というような邪悪の塊でない限り、

嫌いにはなれません。

 

 

逆に、巧妙にごまかしつつ、

最小限の努力で切り抜けようとしている

様子に気づいてしまうと、

 

「こやつ、なかなかやるな・・・

 (手を抜いているのバレてるけどな笑)」

 

と別の意味で感心してしまいます。

 

 

うまくまとまっていないのですが、

こんな思いを抱えながら、

日々みなさんの授業にあたっています。

 

 

塾に来てくれる生徒さんであれば、

勉強の合間に楽しくて、

意味のある雑談もしていきます。

 

 

そして、今はこの部分が頑張りどころ、

この部分は直前にやるだけでも大丈夫よ。

 

と、みなさんの努力がちゃんと

成果につながるように、

そして力をさらに伸ばせるように

勉強の大事な部分のお話をします。

 

 

甘い先生と思われるかもしれませんが、

これから先の人生に応用できないこと、

自分が出来ないことをやれということ、

 

このあたりを強制することには

どうしても抵抗があります。

 

 

こんな塾ではありますが、

生徒さんの夢を叶えられるように

しっかりと指導して参ります。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

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必要があれば簡単な補習などを行って、

そのまま授業に飛び込んでもらいます。

 

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