さかた塾中学部ブログ

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【高校紹介】福山市立福山中学校・高等学校(その①)

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

木曜日は、朝から

気になっていたとある学校の

説明会に行ってまいりました。

 

 

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福山市立福山中学校・高等学校

 

HP: http://www.edu.city.fukuyama.hiroshima.jp/kou-ichifuku/

 

男女: 共学

 

アクセス: JR備後赤坂駅より徒歩12分

 

学科: 普通科

 

全県模試偏差値

(2020年度版の受験者平均):50.5

 

R2年卒業生の主な進学実績:

(中入生)京都、大阪、神戸2、九州4

(高入生)広島、岡山、山口2、島根、愛媛、

     高知、県立広島3、福山市立5

 

 

と言うことで、市立福山です!

 

 

昨年度さかた塾中学部を開校してから、

ずーっと気になっていた高校でした。

 

 

受験者も多くなく、

私の周りにも進学した人は記憶になく、

私の中では謎に包まれた高校でした。

 

 

ある保護者の方から伺った情報では、

 

尾道北にも尾道東にも行けないけど、

 公立の普通科に進学したい子が行く、

 ちょっとレベルの低い学校ですよ。」

 

と伺っていました。

 

 

また、ある生徒さんからは、

 

「大学進学実績は、

 中入生のものばかりらしいです。

 

 高入生は学力的に中入生より

 かなり下だから、

 入学してからあまり相手にされず、

 肩身が狭い思いをしてるらしいですよ。」

 

とも伺いました。

 

 

とにかく、ネガティブな情報が多い!

 

 

しかし、私自身が

メディア・リテラシーの大切さを

社会の授業で訴えている手前、

 

そんなマイナス情報だけで

この学校を判断するわけにはいきません!笑

 

 

 

というよりも、その噂が

にわかには信じられませんでした。

 

 

倍率が低いのに、

大学進学実績も悪くない。

 

これはひょっとすると、

進路指導的には、

掘り出し物的な学校になるかもしれない。

 

と言う風に少し期待をして、

説明会に臨みました。

 

 

結果、市立福山は、

私の淡い期待を大きく上回ってくれる

学校であることがわかりました!

 

 

まず、学校の進学実績ですが、

私立の中高一貫校と同様に、

中入生と高入生では、やはり差はあります。

 

京都・大阪・神戸・九州などの

難関国立大学に進学しているのは

中入生のみです。

 

また、国公立大学への進学率は、

中入生が約60%、

高入生が約30%だそうです。

 

ただし、例年の高入生の進学率は

20%ほどで、今年が例年に比べ、

特に良かったそうです。

 

 

 

ですが、すでに挙げた通り、

 

尾道東レベルか、

それより下のレベルの生徒さんが

進学する学校であることを考えると、

 

高入生の進学実績も決して悪くはありません。

 

 

国公立大学の合格率は

尾道北が65~70%、

尾道東が約30%なのを考えると、

十分に健闘しています。

 

 

これには、

進路指導の先生を中心に、

親身になった丁寧な進路指導や

 

難関大学進学に向けた補習の成果が

要因としてあるのではないかとのことでした。

 

 

進路指導の先生は、

同じ偏差値の大学であっても、

 

文科省からの助成金の額や、

研究者の数などの情報を調べて、

生徒に教えてあげているとのことでした。

 

 

非常に親身に進路指導をなさっていることは

お話を聞いていて十分に伝わりました。

 

 

 

学校の特色としては、

近年特に、「留学」「国際交流」

力を入れているということでした。

 

昨年度は、年度末に

新型コロナウイルス

影響がなかったとすると、

 

年間で270名の生徒が

短期留学・修学旅行も含めて

海外を体験していたそうです。

 

 

これを将来的に年間400名にしたい、

 

そして生徒たちの在校中に

留学のチャンスが

1人につき4,5回巡って来るような

そんな学校にしたい

との校長先生のお話もありました。

 

 

留学先はオーストラリア・韓国・ハワイ、

修学旅行先は、シンガポール・マレーシアと

選択肢がいくつかあります。

 

 

他にも、マカオの学生の市福訪問、

ESD(持続可能な開発のための教育)合同授業

での留学生との交流、模擬国連など、

 

学校や家の外に出て、

誰かと英語を使って、

コミュニケーションをとるような活動に

生徒さんたちを積極的に参加させている

学校だとわかりました。

 

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入り口のところには、

「ESD大賞」の優秀賞を受賞したという

賞状が飾られておりました。

 

 

 

さらに、今広島県が推進している、

グローカル」な人になってもらうため、

(グローバルとローカルを掛け合わせた造語、

 広島という地方にいながら、

 ICTを活用して世界的に活躍するという意味)

 

福山市内にある「グローカル企業」を

パワーポイントを使って、

全校生徒の前で高1が発表をしたり、

 

福山市高校生議会という

模擬市議会も行っているそうです。

 

 

これらの活動の成果なのかはわかりませんが、

実際広島県内の公立大学

進学する生徒さんも多いんですよね。

 

学校の取り組みによって、

福山市に対する「愛郷心」のようなものが

着実に育っている気がしました。

 

 

さらにさらに、

総合的な学習の時間の中で、

「コミュニケーション」

という時間があり、

 

生徒たちは、書かれたお題や図形を

相手に言葉(英語か日本語)だけで伝える

練習も行っているんだそうです。

 

 

それもあってか、校内を歩いている時に

生徒たちほぼ全員から、

「こんにちは」と、挨拶をされました。

 

学園祭での生徒による

コントの様子をおさめた映像も

説明会中に流れましたが、めちゃくちゃ上手!

ドッカンドッカン笑いをとっていました。

 

 

 

「国際理解教育」とそれに向けた課外活動

グローカル人材の育成」と「愛郷心教育」

「コミュニケーション能力の養成」

 

ということで、

 

私が非常に気になるものばかりで、

非常に面白い学校だなと思え、

 

生徒さんたちにも

ある程度自信を持って「推せる」学校

なのではないかと思いました。

 

 

とある生徒さんの印象にあった、

 

「中入生が出来る子ばかりで、

 高入生は肩身の狭い思いをするのでは?」

 

という疑問も教頭先生に直接ぶつけてみましたが、

 

「確かに、上位層の子たちは中入生が多いが、

 勉強が苦手な子たちも一定数いる。

 だから、高入生の学力は

 全体の真ん中くらいに固まっているイメージ。」

 

との回答を頂きました。

 

 

 

興味のある方は、ぜひHPをご覧になり、

オープンスクールが実施されるようなら

参加を検討してみてください!

 

 

 

最後に、入試制度についての確認です。

 

市立福山の入試は2/3、

広大福山・県立広島・公立高校の選抜Ⅰと

同日程で実施されます。

 

そのため上記の学校・入試との

併願は出来ませんが、

選抜Ⅱや呉高専、私立高校との併願は可能です。

 

 

 

総合得点の出し方は、公立高校とは

大きく異なっています。

 

英数国3教科各100点の300点満点

 

理社の内申2倍、他そのままの

55点満点の内申が中1~3までで165点満点

 

この計465点満点で決まります。

 

全体の合格最低点は

公表してもらえませんでしたが、

おそらく、250~260点前後(5.5~6割前後)

が合否のラインだと思われます。

 

過去問は、学校に協力して頂きながら、

なんとしても3年分は集めようと思います。

 

 

みなさんの中でも、

私が紹介していない学校の中で

気になる学校がある場合は

遠慮なくご相談ください。

 

可能であれば突撃してきます。笑

 

よろしくお願いいたします。

 

 

現在、無料体験生を募集しています!

 

ご面談で生徒さんの学習状況を確認したのち、

必要があれば簡単な補習などを行って、

そのまま授業に飛び込んでもらいます。

 

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