さかた塾中学部ブログ

旧・さかた塾中学部の19年度、20年度ブログです。最新のものは「進学塾ライトアップ」のHP( https://lightup-onomichi.com/ )をご覧ください!

【雑談】理解をすることの大切さについて

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

本日の授業で、色々と思うところがありました。

 

それは、「教わった内容をきちんと理解しているかどうかは、

教わった内容を言語化できるかどうかで判断してほしい」ということです。

 

これに関係する話は、6月号のお便りでもすでに載せておりました。

 

 

京都大学出身のお笑い芸人、ロザンの宇治原さんは、

理解度を確認するために、家で一人で「授業」をしていたそうです。

 

自分が勉強した内容について、ちゃんと頭に入っているかどうかを

アウトプットしてみる。生徒はいないけど、先生になったつもりで、

内容を話してみて、ちゃんと理解できているかを判断していたそうです。

 

これはものすごく大事なことだと思います。

 

 

学校や塾の授業を聞いて、なんとなくわかった気分になって、

それで1週間経ってキレイに忘れてしまっている。

 

だから、宿題を塾に行くギリギリになってやっても赤だらけ、

塾で同じ問題を解いても自信をもって答えが出せない・・・。

 

これだと、わからないことが雪ダルマ式に大きくなって、

勉強がイヤになってしまいます。

 

 

国語の〇つけに関しても、この問題と似ています。

 

記述の問題をあまり考えずに空欄にして、答えを赤で写して、

それで満足してしまっている生徒もいますが、

それは本当に理解できたんだろうか?

 

設問をしっかりと見て、自分なりの答えを出して、

解答のポイントと見比べて、解答の趣旨をつかんでいれば〇、

このポイントが足りなかったという部分があれば、それを赤で書く、

という風に変えていかなければいけないと思っています。

 

 

数学でびっくりするようなミスをする生徒が過去にいました。

 

どう見ても、90度よりも小さい角度なのに、答えは100度とか、

車の時速を求める問題なのに、時速10キロ(自転車より遅い)とか・・・

 

原因は、しっかりと問題の意味を理解せずに、

三角形の問題ならとりあえず180度から引き算をして、

それらしき数字が出たらOKとか、

出てきている数字を掛け算や割り算してみて、

それっぽい数字が出たらOKとか・・・

 

おそらく、その時は多少は理解をしていたので、

ある程度「読み」が当たるものもあったけど、

少し時間が経ってしまうと、理解が薄れて「読み」の制度も低くなるのだと思います。

 

このあたりは、私を含めた塾講師の

「このときは、(よく考えなくても)こうすれば解けるよ!」

「この部分はとにかく覚えてしまおう!」

 といった指導方法の弊害もあると思います。

 

(単純な暗記を全否定しているわけではありません。

それが必要になる部分ももちろんあります)

 

 

大学入試共通テストという、記述問題も含む試験が始まります。

変更点は記述部分だけでなく、選択問題も「正しいものを1つ選べ」から、

「正しいものを全て選べ」に変わります。

 

また、従来通り国立大学であれば、記述問題がメインです。

 

答えを選ぶだけ、答えだけを書くだけ、だと正解になったものも、

大学受験を見据えれば、不十分です。

さらに1つ上の理解が必要です。

 

 

自分がどこまで理解できている、

どこが理解できていない、

間違えた原因はどこにあるのか、

その辺りは今後も意識して、生徒さんたちには、

きちんと言語化してもらって、チェックしていこうと思います。

 

 

なんとしても、今通ってくれている生徒さんたちに、

しっかりとした理解を・・・ということで、

別の塾さんのブログの記事ですが、引用させて頂きます。

 

soil19.com

 

この塾、京都にある、私とほぼ同時期に独立・開業した個人塾ですが、

本当にすごいです・・・。

 

教室長の村東先生とは少しだけ、

ネット上でやり取りをさせて頂いたことがあるのですが、

本当に素晴らしい方です。それは他の記事を見ても分かると思います。

 

前塾時代にこの方のブログを発見し、

プリントアウトして生徒の目につくところに張り出して、

「これを読んで、自分の置かれている状況をよく考えなさい。」と諭していました。

 

こちらに比べると、私の書いているこのブログなんて見劣りしてしまうので、

正直あまり紹介したくはなかった・・・笑

(といいつつお便りでは少しだけご紹介していましたが)

 

あちらの塾では、スタディーサプリの塾用のコンテンツを利用して、

毎日生徒に「今日はどういう勉強をして、どういうことが勉強になった。」や、

「こういう勉強をしていかなければいけない。」などのふり返りを徹底しています。

 

(無料で使えるスタディーサプリでも、生徒さん自身が、

学習時間を自分で管理する機能はあります。

スマホを持っている生徒さんで、興味がある生徒さんは、

勉強時間の管理に使ってみてもいいかもしれませんが、

それを口実にして、YouTubeSNSを見てばかりにならないように。)

 

こういった指導を僕も心掛けないとなと、ブログを拝見すると、

いつも身が引き締まる思いです。

 

 

 

私が一番悔しいのは、「あの塾ならもっと点数があげられたのに」、

「あの塾にしとけばよかった」と生徒・保護者の方々に思わせてしまうことです。

誰にも負けたくない。自分が一番でありたいというエゴがあります。

 

ですから、スタディーサプリではないけれど、

当塾でも似たような取り組みをしたいと考えています。

 

 

先週と同じ内容の授業をせざるを得なくなってしまうのは、本当に悔しい。

私も反省すべき部分は反省して、次に活かします。

 

塾に通ってくれている特定の生徒さんを個人攻撃したいわけではありません。

むしろ、全員に共通する話かなと思っています。

 

一緒に成長したいと思っています。大変かもしれないけど、頑張ろう!

 

 

現在、無料体験生を募集しています!ご面談で生徒さんの学習状況を確認したのち、必要があれば簡単な補習などを行って、そのまま授業に飛び込んでもらいます。
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