さかた塾中学部ブログ

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【季節講習】20夏期21日目 新井先生の本から国語を改めて考える

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

本日は高校生の個別指導がメインでした。

 

高校生は模試の問題を使って

リスニング対策を行いましたが、

まだまだですね・・・。

 

共通テストは、

筆記とリスニングの比重が1:1で

同じになります。

 

基本的にはリスニングは

各自に任せてしまっていますが、

場合によっては、直前期に

塾で補習を組んだ方が

いいかもしれませんね・・・

 

 

 

中学生のみなさんは、

高校生になってバタバタしないように、

からしっかりとLoqLogで

英語に慣れておきましょう!

 

 

私は授業時間以外に

生徒さんと色々と話を

することが多いのですが、

 

やはり話していて、

国語力というものが気になります。

 

 

 

私「休み明けテストどうだった?」

 

生徒A「全然勉強してませんでした。」

 

私「え?テストは

  どうだったって聞いたんだけど」

 

生徒A「あっ、そこそこ出来ました。」

 

 

 

生徒B「先生、ビー細胞って何ですか?」

 

私「えっ?」

 

生徒B「試験範囲にビー細胞ってあるんですけど

   そんなの習ってないと思って…」

 

私「見せて」

 

そしてプリントを見ると、

「A化学変化と原子・分子 B細胞のつくりと・・・」

という文字が・・・。

 

 

 

国語のテキストで

 

お父さんに、

リンリンという名前のペットを

捨てられて泣いている少女のお話が

あったのですが、

 

問題を解き終わった後、

 

私「この話って、

  ペットを捨てられた女の子の

  話だったよね?」

 

と確認をすると、何人かから、

「あー、そういうことか」

という声が・・・。

 

みんなリンリンって

一体何だと思ってたんだ・・・苦笑

 

 

この他にも、

単語の小テストの順番を入れ替えたら、

順番通りで覚えていたから

全然答えられない、とか、

 

 

国語の問題を解いた後、

そのお話に入り込んで

登場人物に共感してほしいのに、

 

「こいつキモイ・・・」と、

全然共感してくれなかったり・・・

 

 

エピソードに事欠きません。

 

 

じゃあこの問題は、

うちの生徒だけに限った話かと言えば、

全くそんなことはないようです。

 

 

 

 

2018年にベストセラーになった本に、

新井紀子著『AI VS. 教科書が読めない子どもたち』

という本があります。

 

新井先生という方は、

国立情報学研究所というところで

教授をなさっている

AI研究のスペシャリストの方です。

 

 

人工知能を発達させるためのプロジェクトとして、

「ロボットは東大に入れるか」という

プロジェクトに携わり、

東ロボくんと名付けられたAIロボットに

色々な入試問題を解かせる実験をなさっています。

 

その一環として、

リーディングスキルテストという

読解力のテストと様々な学校で実施し、

データを集められています。

 

そのテストの結果が、かなり衝撃的でした。

 

一部紹介いたします。

 

「アレックス」は男性にも女性にも使われる名前で、

女性の名「アレクサンドラ」の愛称であるが、

男性の名「アレキサンダー」の愛称でもある。

 

 

問題:この文において、 以下の文の

空欄にあてはまる最も適当なものを選べ。

 

 

アレクサンドラの愛称は(   )である。

 

 

①アレックス

アレキサンダー

③男性

④女性

 

(※p.200を一部修正して紹介しています)

 

いかがでしょうか?

 

 

正解は、①ですね。

 

 

こちらの正答率、

中1~中3、高1~高3では

どれくらいだと思いますか?

 

 

なんと・・・

 

 

中1 23%

中2 31%、

中3 51%

高1 65%

高2 68%

高3 57%

 

という結果だったのです。

 

 

 

このテストは、基本的に

新井先生が講演会を行うような

進学校で行われたテストです。

 

よって、学力が低い子が多いとか

真面目に受けなかった子が多いとか、

 

そういう状況ではない

子どもたちがテストを受けているはずです。

 

 

それでも、この文章の意味を

 

中1なら4人中3人が、

中2なら3人中2人が、

中1なら2人中1人が、

高校生なら3人に1人が、

 

きちんと理解できていない、

ということです。

 

 

 

もう1つ例を出してみます。

 

次の文を読み、メジャーリーグ選手の

出身国の内訳を表す図として、

適当なものををすべて選びなさい。

 

 

メジャーリーグ選手のうち28%は

アメリカ合衆国以外の出身の選手であるが、

 

その出身国を見ると、

ドミニカ共和国が最も多くおよそ35%である。

 

 

f:id:chugakubu:20200820161445j:plain

(※p.206,207より引用)

 

さて、これはどうでしょう。

 

 

すべて選べ、という問題ですが、

 

・・・大丈夫でしょうか。

 

 

 

 

正解は、

 

・・・②でした。

 

 

 

外国人が全体の28%、

ドミニカ出身がその中35%、

 

ということですから、

 

28 × 0.35 = 9.8%

 

ということになります。

 

 

たぶん、

うちの中1・中2の生徒さんだと、

③や④を選ぶ人が多そう・・・

 

 

さてさて、気になる

こちらの問題の正答率ですが、

 

これがなかなか衝撃的です。

 

中1 9%

中2 13%

中3 15%

高1 23%

高2 37%

高3 36%

 

 

ということで、

 

中学生の10人中9人が

高校生の3人中2人が

 

この文章をきちんと理解できない、

ということです。

 

 

新井先生の

リーディングスキルテストは

学校の教科書に使われている文章を

基にして作られています。

 

 

つまり、今の子どもたちは、

「教科書が読めない子が多い」

ということになります。

 

 

読めなくなっている理由は

色々とあるかもしれません。

 

 

YouTubeかもしれませんし、

 

スマホかもしれませんし、

 

読書習慣が関係しているのかもしれません。

 

 

日本の教育全体が国語を

軽視しているのかもしれませんし、

 

核家族・共働き世帯が増えて、

親が家庭学習を見なくなった、

 

あるいは塾に任せきりになって

塾が国語を軽視してきたのかもしれません。

 

 

その原因をどうこう言うつもりは

全くありません。

 

 

とにかく、なんとか教科書が

きちんと理解できるくらいの

力はつけてあげたい。

 

 

そのくらいの読解力は、

大学に行こうが

大学に行かずに専門学校や就職しようが、

関係なく大切な力だと思っています。

 

 

やりたいことは色々とあります。

 

 

塾内に日本語ディベート部を立ち上げて、

生徒たちにディベートバトルをしてもらうとか

 

 

読書レビューカードを作って、

生徒たちに、自分の好きな本を

プレゼンしてもらうとか

(中1の生徒さんたちから、

 入試に新たに「自己表現」が追加されますから

 受験を考えても尚更これはやりたい・・・)

 

 

先日、綱川先生とも話していたのですが、

もっと国語の宿題で作文課題を出して、

それを添削することで文章力を上げるとか

 

 

普通に問題を解く授業も

大事だとは思いつつ、

 

9月からは、少しずつ国語の授業にも

テコ入れをしていきたいと思っています。

 

 

・・・ということで、

日曜日の模試まであと2日

しっかりと勉強をすすめてください!

 

 

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必要があれば簡単な補習などを行って、

そのまま授業に飛び込んでもらいます。

 

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