さかた塾中学部ブログ

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【読書レビュー】石塚真一『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

 

www.kodomonokagaku.com

 

本日は中1理科では、音の話

中2理科では静電気の話、

ということでどちらの学年でも

雷について扱いました。

 

物理分野の終盤に差し掛かっていますので、

ちゃんと復習をしておきましょう。

 

 

中2は図形問題の復習を

しっかりとしましょうね。

 

次の定期テストの範囲ですが、

証明に苦手意識をもったままだと

あとで苦労しますよ。

 

来週からは確率に入ります。

 

隣の人とおしゃべりをしている

暇はありませんよ。

 

 

さて、実は最近、

生徒さんが勉強をしている間、

教室ではジャズのCDをかけるようにしています。

 

 

 

 

シーンとした状態だと、

 

ちょっとした物音が気になったり、

西川先生のお腹が鳴る音が気になったり、

水洗トイレの流れる音が気になったり、

 

そんな生徒さんもいると思います。

 

 

それもあって、勉強に

支障のない音楽をかけていました。

 

 

自宅で勉強をするときに、

音楽を聴く生徒さんも

いると思いますが、

 

日本語の歌詞の歌というのは

あまりよろしくないらしいですね。

 

 

文章を読んでいるときに

耳から別の言葉が入って来ると

集中出来ないんだそうです。

 

だから、お客さんに

立ち読みをしてほしくない本屋さんでは

あえて日本語歌詞の歌が

流れているんだとか・・・

 

 

ジャズを流すことで

集中力がアップしてくれたら嬉しいです。

 

 

では、なんで唐突にジャズを

流すようになったのかというと、

 

「ブルージャイアント」の面白さを

知ってもらいたくて、というのもあります。

 

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bluegiant.jp

 

主人公はバスケ部に所属する宮本 大。


中学の時、友人に連れられて見に行ったジャズの生演奏に心打たれた。
その後、たった独りでただがむしゃらにテナーサックスの練習をはじめる。

 

ダンクシュートを打つ身長も、ジャンプ力もない。
身体には限界がある。
でも音にはきっと………

 

楽譜は読めず、スタンダードナンバーも知らない。
ただひたすら真っ直ぐ突き進んでいく。

 

「絶対にオレは世界一のジャズプレイヤーに、なる」。
雨の日も猛暑の日も毎日毎日サックスを吹く。
初めてのステージで客に怒鳴られても。
それでも大はめちゃくちゃに、全力で吹く。

 

「僕好きだな、君の音」。
ものすごくめちゃくちゃな演奏。
でも、人を惹きつける力が大の音にはある。

 

激しく変わる。激しく成長する。
ジャズに魅せられた少年が世界一のジャズプレーヤーを志す物語。

 

1年以上前から教室に置いている本ですが、

本当に素晴らしい作品だと思います。

 

 

主人公の宮本大(みやもとだい)くんが、

 

ジャズを通して成長し、

ジャズを通して夢を叶え、

ジャズを通して大切な仲間と出会い、

 

そして、世界へ羽ばたいていくお話です。

 

 

私はジャズの知識なんて全くありませんが、

それでもとても楽しめます。

 

私が感じた

この作品の大きな魅力は

次の2点です。

 

 

①真面目に頑張ることの

 大切さを教えてくれる

 

sakatajuku-chugakubu.hatenablog.com

 

私が好きな言葉として、以前から

「正範語録」というものをあげています。

 

 「正範語録」
実力の差は努力の差
実績の差は責任感の差
人格の差は苦労の差
判断力の差は情報の差

真剣だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳ばかり

本気でするから大抵のことはできる
本気でするから何でも面白い
本気でしているから誰かが助けてくれる

 

この赤字にした部分を

主人公の大くんたちは

まさに実践しています。

 

 

本気でジャズに取り組むからこそ、

 

家族が助けてくれ、

 

良い師匠に恵まれ、

 

才能を持った仲間に恵まれ、

 

高校時代の友達も巻き込んで、

周りの大人たちを巻き込んで、

 

みんなに良い影響を与えていきます。

 

 

真面目に努力することの

素晴らしさをこれでもかと教えてくれます。

 

音楽と勉強は、

もちろん中身は違いますが、

努力をして力をつけるという意味では

似ているんじゃないですかね。

 

 

読んでいて、

「努力するって最高だな」と、

思わずにはいられません。

 

 

 

②失敗からの立ち直り方がすごい

 

これも本当に

みんなに感じてもらいたい

ポイントです。

 

音楽は才能がものを言う世界。

 

登場人物たちもそれぞれ

壁にぶち当たります。

 

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大くんは、毎日必死にサックスを練習し、

 

初めての本番ということで、

気合をいれて参加した

バーでのライブで空回りしてしまい、

 

「音がうるさい」と

おじさんに怒られてしまいます。

 

 

「君、もう下がっていいから」

 

と参加させてもらった

バンドのメンバーに言われ、

 

しょんぼりとバーを後にします。

 

そして、公園でのシーン。

 

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本当は、「へでもねえや。」状態

では全くないんです。

 

能天気に見えますが、

実はめちゃくちゃ傷ついて、

落ち込んでいるんです。

 

それでも自分を奮い立たせるために

こんな風に強がっているんです。

 

そしてまた、いつものように

ものすごい努力を重ねていきます。

 

 

 

東京で大くんが知り合った、

 

天才ジャズピアニストの

沢辺雪祈(さわべゆきのり)くんもすごい。

 

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自分のあこがれの舞台である、

とあるライブ会場の関係者に、

 

「演奏が良かったら、

 その会場で演奏させてほしい」

 

と売り込んで、演奏を見てもらった後、

ほぼ初対面でボロクソに言われます。

 

 

その後の彼は、・・・こうなりました。

 

ソース画像を表示

 

「初対面で、あんなに正直に

 俺のダメな所を言ってくれるなんて、

 あの人、いい人だな。」

 

となるんです。

 

 

そしてこの後、

彼は2日間徹夜で、

ピアノを練習し続けます。

 

 

その結果・・・

 

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ボロクソに言ってたおじさんは、

 

 

ブルッ・・・

 

 

必死の演奏に思わず

鳥肌が立ってしまうんです。

 

 

本当にすごい。

 

 

 

何でも勉強に結び付けて恐縮ですが、

 

必死に何時間も勉強をしている

生徒さんの姿を見ると

 

本当に鳥肌が立つことがあるんです。

 

 

この子、ここに来るまでに

どれだけの努力をしたんだろう・・・

 

そう考えて、

感動してしまうことがあるんです。

 

 

何事もそうですが、

 

全て順調にトントン拍子に

ものごとが進むことなんて

滅多にありません。

 

 

苦しいとき、

壁にぶち当たった時に、

それでも努力を続けられる、

 

ブルージャイアントはそんな姿を

かっこいいと思わせてくれる作品でした。

 

 

ぜひ、みなさんにも読んでほしい。

 

 

そして、

うちの塾の生徒たちの中から、

 

「『第2の宮本大』を生み出したい」

 

「そのためにもっともっと

 自分自身も努力しないと!」

 

そんなことを思わずには

いられませんでした。

 

 

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あとはドラムの玉田くんの話も・・・

と思いましたが、ここでは割愛します。

 

彼も本当に素晴らしい。

 

 

とにかくおススメです。

 

 

・・・と、ここまでの話をしたところ、

 

数楽考房の先生が

4巻以降を持って帰ってしまったので、

しばらくは3巻までしか教室にありませんが、

 

興味を持った人はぜひ、じっくり読んで、

自分の努力魂に火をつけてください!

 

 

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