さかた塾中学部ブログ

旧・さかた塾中学部の19年度、20年度ブログです。最新のものは「進学塾ライトアップ」のHP( https://lightup-onomichi.com/ )をご覧ください!

【雑談】地方塾としての在り方

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

 

私のふるさとでもある

この尾道という地方都市で

塾を開かせてもらっていて、

 

東京時代には考えもしなかったことを

あれこれと考えるようになっています。

 

 

その中の1つが、

「塾としてどうあるべきか」

ということです。

 

 

生徒の成績を上げ、志望校に合格させること、

これはもちろん当然あります。

 

分かりやすい授業をするだけなら、

生徒が友達同士で教え合ったり、

 

YouTubeの映像を見ればいいだけで、

特にお金はかかりません。

 

 

だからこそ、

その無料でもいくらでもできるものを

わざわざお金を頂いてやるからには、

 

定期テスト・模試などの結果にも

しっかりと責任を持っているつもりですし、

 

入試情報・各学校の出題傾向などは、

しっかりと把握していなければならないと思っています。

 

だから、結果が出なければ

本当に悔しい気持ちになります。

 

 

一方で思うことは、

ただ成績を上げるだけでいいのか、

ということです。

 

 

「そんなこと、通っている

 全生徒の成績を上げてから考えろ」

 

など、お叱りを受けてしまうかもしれませんが、

これは最近、特に強く考えるようになりました。

 

 

広島県は毎年何千人という単位で、

人口減少しています。

 

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総務省のHPによると、広島県の場合、

 

「自然増減」という

人が亡くなることによる人口減少よりも、

 

「社会増減」という、

家庭の事情・大学進学等で

県外へ移る人ことによる人口減少の方が

他県に比べて顕著なようです。

 

 

 

少し前にも広島県の人口が280万人を切った、

ということで中国新聞の一面で取り上げられました。

 

勉強で成績が上がり、優秀な生徒さんほど、

地元を離れ、都会で生活をするようになります。

 

 

そして、彼ら彼女らがそのまま都会で

生活をするようになれば・・・

どんどん尾道から若い人が消えていきます。

 

実際、私が中学生をしていた当時、

中学校には1学年240人ほどいましたが、

今はその約半分しかいません。

 

子供の数は本当に減りました。

 

sakatajuku-chugakubu.hatenablog.com

 

広島県全体で見ると、

製造業に支えられている街が多いので、

呉市のように生活基盤が失われれば、

さらなる人口減少が起こります。

 

 

 

そこで、自分たちの仕事を考えると、

 

自分たちが頑張れば頑張るほど、

街を衰退させてしまうのではないか。

 

まだまだ開校2年目で

生徒さんであふれているわけではないのですが、

そのジレンマを感じることがあります。

 

 

そのために思うことは、

子供たちに「もっと地元を好きになってほしい」

ということです。

 

 

sakatajuku-chugakubu.hatenablog.com

 

 

sakatajuku-chugakubu.hatenablog.com

 

 

sakatajuku-chugakubu.hatenablog.com

 

 

以前からブログで何度か書かせていただいていますが、

自分の故郷に魅力があることがわかれば、

都会で暮らしていても

いつかは帰って来たくなるかもしれません。

 

 

大学で知り合った友達を連れて地元を練り歩いて、

地元の今まで気づかなかった魅力に気づくかもしれません。

 

 

私たち大人が、子供たちにふるさとの魅力を

十分に伝えきれていないんじゃないか、

もっと伝えないといけないなと、時々考えてしまいます。

 

 

地元の子供たちに、お祭りの後の

ゴミ拾いばっかりやらせていたら、

あんまりいいイメージつかないですよね。

(もちろん、必要なことではあるのですが・・・)

 

 

 

数年前に、とある塾さんを

見学に行ったことがあります。

 

その塾は「家塾」で、進路指導など一切なし。

 

冬などは先生と一緒にこたつに入りながら、

個別に指導してもらうそうです。

 

 

週末には、ボードゲーム大会を開いたり、

 

塾長先生が気になっているお店の

店主さんを招待して、そのお店のものを

試食・試飲する会などが催されていました。

 

それには、子供たちだけでなく、

近隣の大人たちも参加するようでした。

 

 

最寄り駅は、利用者が少ないため無人駅、

周りを山に囲まれているような

かなりの「田舎」にある塾なのですが、

 

私はその塾のスタイルを見て、

 

「これも1つの在り方だよな」

 

と思いました。

 

 

勉強はしっかりと教えつつ、

大人と一緒になって遊ぶことで、

子供たちに「地縁的なつながり」を

作ってあげている。

 

 

こうすれば、

子供たちが大人になったとき、

 

周囲の大人になじめずに

孤立してしまうことの予防にもなります。

 

 

周囲の大人への抵抗感がなくなり、

 

「周りの年齢が違いすぎるから

 もっと若者が多い街に行こう」と、

 

地元を嫌いで出ていくことが

少なくなるかもしれません。

 

 

まだまだ先の話になるかもしれませんが、

授業の中に地元を好きになるトーク

関連した小ネタなどを

どんどん入れられたらと思っています。

 

 

明日から集団授業が始まります。

 

テスト前に習った単元の復習をして、

夏期講習につなげていきたいと思っています。

 

テストがまだ残っている生徒さんは、

最後のもう1頑張り!

 

結果を聞けるのを楽しみにしています。

 

 

現在、無料体験生を募集しています!

 

ご面談で生徒さんの学習状況を確認したのち、

必要があれば簡単な補習などを行って、

そのまま授業に飛び込んでもらいます。

 

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