さかた塾中学部ブログ

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【雑談】SNS・リテラシーを見直そう

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

 

先日から悲しいニュースが流れています。

 

木村花さんという女子プロレスラーの方が

SNSでの誹謗中傷に傷つき、

自ら死を選んでしまったというニュースです。

 

wwr-stardom.com

 

わずか 22歳で自らの人生を

終わらせることを選択してしまった木村さん。

 

22歳といえば、〇〇くんとか〇〇さんと

同い年だよな・・・と、

以前の塾に通ってくれていた

生徒たちの顔が浮かびます。

 

 

これに対し、政府もコメントを残しています。

 

 

www.fnn.jp

 

女子プロレスラーの木村花さん(22)が亡くなったことを受けて、菅官房長官は、「報道以上のことは知らない」としつつ、SNSでのリテラシー向上のための啓発が必要だとの認識を示した。


官房長官「木村花さんがお亡くなりになられたことについては、心よりお悔やみ申し上げます。ネットでの誹謗(ひぼう)中傷の書き込みについては、ユーザー1人ひとりが他人を傷つけるような書き込みをしないよう、リテラシー向上のための啓発を行うことが重要」

 

女子プロレスラーの木村花さんが、23日に亡くなったことについて、所属していた女子プロレス団体は、「突然のことで、ファンの皆さま、関係者の皆さまには、深いご心配と哀(かな)しみとなり、大変申し訳ございません」などとコメントしている。

 

SNSリテラシー

リテラシーというのは

「正しい情報を正しく使う能力」

という意味です。 

 

少し難しく感じるかもしれませんが、

大切な言葉なので覚えておきましょう。

 

 

誹謗中傷をされてしまった原因は

どうやらテレビ番組での彼女の言動が

関係しているようです。

 

 

若い男女がシェアハウスで共同生活し、

お互いの本音をぶつけ合うところが

見どころの某番組で、

 

木村さんは、

視聴者たちに人気の男性出演者と

口論になってしまい、

カッとなって彼の被っていた帽子を

手ではたいたようです。

 

それに対し、ネット上では

木村さんを非難する発言があふれていました。

 

 

「大嫌い」

 

「早く番組から卒業して」

 

「不愉快」

 

「気色悪い」

 

「人間として終わり」

 

「育った家庭が悪い」

 

木村さんのSNSに直接、

これらのコメントが

毎日大量に送られていたようです。

 

 

その結果、

木村さんは徐々に思い詰めるようになり、

 

「生きててごめんなさい。

 消えてなくなったら許してくれますか?」

 

「そうだよね。

 顔も中身もブスでごめんね。」

 

という投稿が見られた矢先の

今回の事件だったようです。

 

 

 

この話には色々な論点があります。

 

 

SNS上での誹謗中傷

 自分も受けるかもしれないし、

 知らず知らずのうちに

 相手を傷つけるかもしれない

 

 

②「思想・良心の自由」

 「表現の自由」を

 どのように考えるか、

 誹謗中傷も「自由」なのか?

 

 

③上記②に関連して、

 インターネット上の誹謗中傷の書き込みを

 行った人たちに対して

 今まで以上

(名誉棄損などの今出来る法的な手続き以上)

 の罰則を設けるべきか

 

 

④取返しのつかない失敗をしてしまった

 と感じたとき、どのような行動が出来るのか

 自殺は本当に最良の選択なのか

 

 

⑤芸能人や有名人に対して、

 批判的な書き込みはどこまで許されるのか

 

 

ご家庭の中でもいいですし、

生徒さんたちなら友達同士との会話でも

私と話をするのでも構いません。

 

ぜひ身近な人たちと意見交換をしてみてください。

 

 

 

アルバイト先で、食品を雑に扱った「バイトテロ」

というのも数年前に話題になりました。

 

近年では、コロナの陽性だと分かっているのに、

県をまたいで移動をしてしまったという人が

ネット上で個人を特定される騒ぎもありました。

 

 

非常識な行動を面白がってアップしたところ、

それが大騒ぎになってしまい、

学校や会社にバレてしまい、

学校や会社を辞めなければならなくなることもあります。

 

 

Instagramのストーリーという機能、

1日限定で動画を公開する機能だそうです。

(・・・で、あってますよね?)

 

たった1日経てば消されるんだから

ちょっとくらい目立つ動画を・・・

と羽目を外した動画を

撮って流してしまうと、

それが大問題になることだってあります。

 

 

 

世の中には、炎上しそうな案件を探し出して、

それを保存している人がいます。

 

その人たちは自分のブログやサイトの

アクセス数を稼ぐために、

 

もしくは悪者を裁く「正義の味方」として、

 

後日、あなたの動画を「消えない動画」にして、

派手な見出しを付けて、責め立てます。

 

 

そこから、その内容に同調した人たちが、

 

これはどこだ?

 

どこの学校の誰だ?

 

家の住所はどこだ?

 

どんな奴だった?

 

親の職業は?

 

 

・・・

 

 

そして、

 

こんなやつ死んでしまえ!

 

生きている価値ない!

 

人間のクズだ!

 

 

と個人の特定をし、

誹謗中傷をしていきます。

 

 

 

みなさんが被害者になって、

全国の知らない人から責め立てられる

かもしれませんし、

 

逆に、皆さんが意図せず加害者となって、

皆さんがストレス発散のために書いたコメントが

誰かの命を奪うかもしれません。

 

 

 

そもそも、ネットにのせられた情報が

絶対に正しいとも限りません。

 

実は全く関係のない人に対して腹を立て、

何の罪もない人に対して、

汚い言葉を書き込んでしまっている

・・・のかもしれません。

 

 

SNSというものは、

便利で楽しいものですが、

その危険性も改めて考えましょう。

 

 

被害者にも加害者にもならないように、

SNSやインターネットの使い方、

自分の行動はどうだったのか、

ここでちゃんと見直してみましょうね。

 

 

 

最後にちょっとだけ、

お勉強とつなげてみます。

 

ここで覚えておいてほしい故事成語

「他山の石」です。

 

他人の山にある何でもない石であっても、

自分の玉をみがく役には立つ、

 

つまり、

「他人の失敗や間違った行動も

 自分が同じような間違いをおかさないようにと

 気を付けるための参考になる」という意味です。

 

同じ意味のことわざに、

「人のふり見て我がふり直せ」というものもあります。 

 

 

良い人の行動は積極的に真似て、

逆に誰かのマズい行動は、

自分も同じようにならないように参考にする。

 

勉強にも生活にも大切なことです。

 

全ての行動に気を付けるというのは

難しいかもしれませんが、

意識して行動してみましょう。

 

 

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