さかた塾中学部ブログ

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【季節講習】夏期22日目!中1・2の模試

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

本日は教室で中1・中2の模試を実施しました。

 

模擬試験は、本番のテストのつもりで受験してほしいし、

せっかくお金を払って受けてもらう試験だから、

しっかりと色々な経験を持ち帰ってほしいと思っています。

 

だからこそ、生徒さんにはきちんと説明している部分にも

説明していない部分にも、こだわりがあります。

 

 

 

・模試の日は私語禁止

普段の授業であれば、

オン・オフを切り替えて、

授業のときは思いっきり集中してほしいので、

休憩時間はおしゃべりをしてもらうことを

禁止していませんし、

むしろどんどんおしゃべりしてほしいと思っています。

 

しかし、模試は本番の試験と同じ姿勢で

臨んでほしいので、私語は禁止だと伝えてあります。

 

 

・西川先生の態度が冷たい

これも同様の理由です。

緊張感を持たせるために、

普段よりも突き放す態度をとります。

(試験後はいつも通りの笑顔に戻ります笑)

 

 

・解き直しレポートを提出してもらう

模試終了時に、解き直しレポートの表紙を渡しました。

裏面には自己採点シートがついています。

 

きちんと自己採点をして、

出来ていない問題、答えは合っていたけど

理解は出来ていなかった問題をレポート用紙にまとめて、

8月30日までに提出してもらいます。

 

何か事情があって、

その日までに提出出来ない生徒さんに関しては、

事情を伺って提出日を遅らせることも可能です。

 

 

私は、模試に関して、

何か特別な対策をするつもりはありません。

 

もちろん、自習や勉強大会などで質問をされれば

しっかりと説明をしてあげるつもりです。

 

ですが、模試の過去問を渡すつもりもないですし、

事前に試験問題を見て点数が上がるような対策を

全員に向けてわざわざするつもりもありません。

 

みなさんの実力が知りたいし、

みなさんにも自分の実力を知ってもらいたいからです。

 

 

ですので、模試に関しては

普段の定期試験対策よりも、

もしかしたら他の塾の生徒さんよりも

結果が出ないはずです。

(このことは本日の模試の後、

生徒さんにもお伝えしました。)

 

特に中3から塾に通い始めた生徒さんに関しては、

塾でやっているのは中3の先取り学習なのに、

模試で扱うのは中1・中2の内容がメインなので、

塾でやっていることはすぐには結果に反映されません。

 

最初からそのつもりで受けてもらっている試験ですので、

点数自体は、気にしすぎないでほしいと思っています。

 

 

もちろん、悪い点数をとってしまっても

全く気にならないというのは問題ですが、

 

点数が悪かったからといって、

普段頑張っている勉強に自信が持てなくなるとか

そういうことにはならないでほしいと思っています。

 

もしこの点で気になる生徒さんがいらっしゃいましたら、

その辺りはきちんとこちらからも説明するつもりです。

 

それよりも大切なのは、

しっかりと解き直しをして、

自分の苦手なところを知ること、

そして、普段の実力なら解けるのに・・・

という問題があったことを確認して、

次から油断をしないようにすることです。

 

結果が返って来るのは約1か月後ですが、

このブログをご覧いただいている保護者の方々も

「点数」について生徒さんを叱るのではなく、

その試験を受けた後、次に向けてどんな対策を

したかの部分を見て

評価をしてあげてもらえればと思っています。

 

 

・テスト中の姿勢が見られる

教室実施の模試は、

普段なかなか見ることが出来ない、

「生徒さんたちが学校の定期試験を受けているときの姿勢」

がよく見えると思っています。

 

授業はしっかりと聞いてくれる生徒さんでも、

テストになると早く解き終わって、

ぼーっと爪いじりをしている、

一生懸命ペン回しの練習をしている...

なんてこともあるので、

試験を受けているみなさんのことをよく観察しています。

 

このあたりは本日も模試中も、

模試を解き終わった後にも注意をしました。

 

「早く解き終わって、見直しも終わったなら

 後で見直しをするために、

 解答用紙に自分の答えを問題用紙にメモしなさいと

 何度も言ったよね? 

  君たちは、自分が思っている以上に

 『人の話を聞いてない』ってことを自覚しなさい。」

 

 

「解き終わったら見直しをせずに

 ぼーっとしている中1と、

 最後まで問題用紙を見ながら

 確認をしている中2、

 1歳しか違わないのに、

 はっきり言って次元が違いすぎる。

 

 中2は今のまま、

 後輩たちのいい見本でいてほしい。」

 

こんな話をさせてもらいました。

 

 

念のために断っておきますが、

中1の皆さんは、

まだまだ中学校の試験というものに

慣れていない部分があります。

 

ですので、今の中1の生徒さんが

私が今までに見てきた中1と比べて、

特別態度が悪いということではありません。

 

問題も、中2・中3と比べると簡単なものが多く、

他学年よりも時間が余りやすくもあります。

 

ですが、他の中1の皆さんよりも、

少しでも早く、試験に対する姿勢を確立してほしいと

思っていますので、今後もこういった話はしていきます。

 

 

・試験の順番は入試の通り

うちの塾での試験科目は、

国語→社会→数学→理科→英語

の順でテストを行っています。

 

これは、県立高校の選抜Ⅱの受験と同じ順番です。

(本物の選抜Ⅱは2日間に分かれますが)

 

「苦手な社会で失敗して、

 メンタルがこんな状態で数学を受験して・・・」

みたいに、もしかしたら本番の参考になる部分も

あるのではないかと思っています。

 

 

・模試は大切な「非日常」

中学校の定期試験に関して、

何か記憶に残っているものはあるかと聞かれると、

中2の1学期に初めて数学で100点をとったとか

 

当時、運動会で張り切りすぎて

アキレス腱を切ってしまった体育の先生がいて笑

代わりに入った若い女性の先生が、

定期試験の記号問題で、

「みんなありがとう」みたいな

答えをつなげて読むとメッセージになっている問題を

作ってたなーとか、

 

本当に特別なものしか覚えていません・・・

 

ですが、自分が中学時代に受けた模試でも、

印象深かったものは今でも覚えています。

 

ある国語の模試の解説を読んで、感動して、

「死ぬことの恐怖」について

しばらく考え込んだこともあります・・・笑

 

普段の勉強とは違ったスペシャルな試験ですので、

しっかりと解き直しをしてもらって、

強烈にその印象を焼き付けてほしいと思っています。

 

 

 

普段の勉強の中心は、

定期テストという限られた範囲の試験、

つまり『短距離走』の結果が現れますが、

 

模擬試験は今までの積み重ね、

つまり『長距離走』の結果が現れる試験です。

 

入試では短距離走の積み重ねである内申も、

長距離走の結果である入試の実力も、

どちらも同じくらい大切ですので、

 

そのどちらもしっかりと伸ばせるように、

これからもしっかりと指導して参ります。

 

 

さて、次はいよいよ中3の模試です。

私がこれくらいの熱量で模試を考えているというのが

うまく伝わってくれていれば、

きっと模試を受ける姿勢も、その後の姿勢も、

あえて私が口に出して指導せずとも

素晴らしい模範的なものになるはずですね!

 

頑張っていきましょう!!