さかた塾中学部ブログ

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【季節講習】夏期12日目!

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

本日も昼に中3授業、夕方から特訓講座でした。

そして4つ目のタームが終了!明日はお休みです!

 

 

今日、みなさんの勉強を見ていて一番気になったのは、

中1のみなさんがほぼ全員、小学生の段階で習う、

濃度について全然理解できていなかったことですね。

 

あまりに理解できていなかったので、

「じゃあ、みんなは

 100%のオレンジジュースを2つのコップに注いで、

 その2つをもう1度混ぜたら、

 100%+100%で200%になると思ってるの?」

 

と聞いてみたところ、中1のほぼ全員が「はい!」と答えました。

 

「え?じゃあその200%を2つのコップに分けて、

 もう1回一緒にしたら、400%になるの??

 なにその魔法・・・そもそも200%ってどういうこと!?」

 

ということで、

前回の授業でも濃度の説明をしていたのですが、

また改めて説明をすることになりました。

 

 

私は、「何をxと置いたのかもちゃんとノートに書いてほしい」

と伝えていました。

 

授業用のノートはきちんとそのように書いているのに、

宿題を解いているノートを確認すると

何をxとしたのかを書いていない生徒さんもいる。

 

図もグラフも表も書かない、ただ式だけを書いて、

いったい何を計算しているのかが分からなくなって、

いくら計算しても「答えっぽい」数字が出ないから、

「全くわかりません」と降参してしまっていたり、

 

速さと距離をかけ算してみたり、

時速を分速に直すために60をかけていたり、

 

本当にみんなまだまだ、

「出てくる数字を適当にかけたり、足したりして、

 それっぽい数字になったと思ったら合ってた!」

という状態なんだな、という感じです。

 

 

現時点で出来ていないことを

責めているつもりはありません。

 

皆さん、大なり小なり

出来ない部分があるからこそ

塾に通っているわけなので、

むしろ塾ではいっぱい失敗をして、

いっぱい恥をかいてほしいとさえ思っています。

 

 

私が感じたのは、一日でも早く、

その「何も考えないで適当に計算する病」を

治療してあげたいな、ということです。

 

 

中1の生徒さんが多く帰る時間帯に、

「解答用紙に計算式だけを書くんじゃなくて、

 採点をする人に自分の考えが伝わるように

 西川先生が黒板に書いたような、

 説明をする言葉も書いてほしい。

 

 計算をして答えが出たら、

 その数字が何を表すのか、

 ちゃんと「m」とか「分」とか、

 単位をつけてみてほしい。

 

 今のままでも、なんとなく高校には

 合格するかもしれないけど、

 大学受験を考えているなら、

 今から意識して、ちゃんとした解答用紙を

 作ることを心がけてほしい。」

 

と伝えましたが、

みなさんの顔を見ている限り、

「早く帰りたいのに、この人また語りだした・・・」

くらいの理解だったと思うので、

(まだまだ実感が無い状態ですから、

 しょうがないと思っています)

 

いつまでも、ちゃんと生徒さんたちの胸に届くまで、

私の言いつけを守っていた生徒さんの成績が伸びて、

守っていなかった子が、

「やばい、あいつに負けた!なんで?」と焦り始めるまで、

何度も何度も伝えていきます。

 

 

中1の生徒さんにはお盆明けに、

数学の文章題の「西川先生の本気解答」

を配りたいと思っています。

 

ちゃんとした解答用紙を作るとはどういうことなのか、

問題を解くときにちゃんと考えるとはどういうことなのか、

中1の皆さんにはこの夏の勉強を通して、

一皮むけてほしいと思っています。

 

 

さて、私は明日、

家のお手伝いをしながらゆっくり休んで、

お盆前の3日間に備えたいと思っています!

 

また木曜日からも一緒に頑張りましょう!

お待ちしています!