さかた塾中学部ブログ

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【読書レビュー】坪田信貴『才能の正体』(その3)

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部、代表の西川です。

 

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さぁ・・・そろそろ終わらせましょう笑

読書レビュー第3弾です!

 

才能を磨いていく上で、もしも壁にぶつかったら(プラトー現象)、これまでにやってきたことをもう一回基礎に戻ってやるのがよい。

141ページ

 

これに関しては、今やっているテスト対策の後、頑張りに対して報われない結果だった生徒さんがいたときには、アドバイスすることもあると思います。

 

 

人は、議論の対象に具体性がない時ほど、批判的な意見を言いがちなのです。一方で、具体的なイメージを最初に提示すると、そこをゴールとして、そこまでの道筋を見つけ出そうと考え始めます。だから、目に浮かぶ具体的なビジョンを提示することが大切。

そして、相手の頭に映像がくっきりと浮かんだときに、「それって面白いよね」「それが現実になっていてほしいよね」と声をかけ、アウトプットをさせることが大切。なぜなら、人は言葉を発したとき、その言葉とともに勘定が動き、それによって「大義=歩むべき大切で正しい道」となって心に残ることになるから。

184,186ページ 

 

こちらは特に普段から意識しています。

 

前の記事でも述べましたが、各生徒さんには具体的な目標設定をしています。我ながら、簡単に手が届く目標ではなく、それでいて絶対無理とも言い切れないような、絶妙なラインの目標を設定していると思います笑

 

生徒さんの中には、目標を聞いて苦笑いを浮かべる子もいましたが、目の前にくっきりと設定された目標があるために、しっかりと努力してくれています。

 

約2週間後のテスト結果が本当に楽しみです!

 

 

理解のレベルについて

知らない(聞いたこともない)

知らない(聞いたことはある)

わかったつもり(調べて一度は知ったけれど)

わかった(口頭で、理屈も含めてアウトプットできる)

(その知識を使って)一部できる

(その知識を使って)過不足なくできる

191ページ 

 

生徒さんの話を聞いていると、「わかったつもり」を「出来る」と言う子がいたり、「一部できる」状態なのに「わからない」と言う子がいたり、状況は様々です。

 

宿題のノート、普段の授業の様子は細かく見ているので、ちゃんと生徒さんの「知らない」「わかったつもり」を解消してあげるように心がけています。

 

 

テンションが上がる言葉、前向きな言葉も、繰り返し笑顔で言うようにすると、気づけば、自分の発している言葉を信じられるほうになっていて、それまで無理かなと思っていたこともできるようになっている。

191ページ 

 

これに関しては、ついこの前、生徒さんと次の定期テストの目標を話した後に、「先生ってめっちゃポジティブですね!」 と言われたことがあります!

 

皆さんには、目標に向かって、明るく前向きに努力してほしいです。だから、前向きな言葉、どんどんかけ続けますよ~!

 

 

相手を信頼できて、相手から信頼されていると感じられるところでなら、人は存分にその能力を発揮できる。

200ページ 

  

信頼関係を継続させることが大切、個人の能力を伸ばすにも、チームのパフォーマンスを上げるにも、大切なのは「信頼関係」。

215ページ 

 
生徒さんを信頼するためには、私自身が生徒さんをちゃんと見てあげることが大前提です。そして、生徒さんからの信頼を維持するためには、私自身が勉強をし続けないといけません。もちろん、全力で努力しています!

 

 

人間は、フィードバックを受けると、より良くなろうとする生き物だ。逆に、誰も何もフィードバックをしてくれないと、本人は気づかないから、何もしないし動かない。

217ページ 

 

中立的なフィードバック、自分の価値観を入れないフィードバックを続けると、部下や生徒がもともと持っている、「自分が正しいと信じている価値観」の通りの姿になっていく。人の才能を伸ばすのが上手な人ほど、主観的な意見を言わず、ただ事実のみを根気強く言う。

225ページ 

 

成長の一番の近道は、「フィードバックされた側が自分で気づくこと」。自分で気づけば、自発的に問題を見つける力がついていく。

フィードバックをする練習として、自分自身にフィードバックをするのが良い。怒りを抑えたり自ら率先して行動ができるようになったり、ポジティブになったりする。

232ページ

 

「このやり方って、ミスが減らせるからいいよね!続けていこう!」

「そうそう、英語って単語がすごく大事だから、そうやって単語を意識して勉強できるのは、すごくいいよね。」

「〇つけを適当にやったらダメだよ。ケアレスミスをちゃんと×しておくと、テスト本番で自分がどんなケアレスミスするかわかるじゃん。そうすれば、見直しするときにどこを注意すればいいかがわかるよね。」

「先生がその単元をマスターするのには、7~8時間くらいかかったよ。とうことは、先生とあなたで理解力が多少違ったとしても、倍の15時間くらい勉強すれば、絶対同じレベルには到達できるよね?それくらいはやろうね。」

「今勉強した内容をしっかり理解すると、受験生になったときに復習の負担が少なくなるよ。だから、2年半後の自分を助けると思って、今あいまいにじゃなくてしっかりと理解しよう。わからないところはどんどん質問して。」

 

今日のテスト対策で、生徒さんたちに声かけをした主なフィードバックです。前向きかつ中立を意識し、生徒さんたちが今後自分自身でフィードバックできるように、意識をして声掛けを行っています。

 

 

指導と言うのは、「してやればしてやるほど」悪感情が溜まっていくものだから、指導する側は、「指導してやっている」と、絶対に思わないようにしなければならない。

239ページ 

 

これは、保護者の方にも当てはある部分はあるかもしれません。「これだけしてあげてるのに・・・」という感情が、負の感情となり軋轢を生んでしまうことを坪田先生は危惧しています。

 

私も、この状態に陥らないように、ダメなことはダメと指摘した後すぐにポジティブに、常に前向きな姿勢で生徒さんとは接していきたいと思います。

 

 

・・・と長くなってしまいましたが、以上が『才能の正体』のレビューです。

 

本の内容自体は、あと80ページ以上あるのですが、以降の内容は「組織の中で才能を開花させる方法」と「才能のある成功者の実例」が主となっているので、ここまでにしたいと思います。

 

どこかで聞いたような話というのもあるかもしれません。

ですが、同じ塾講師という立場で、目の前の生徒さんたちと向き合いながら、それを書籍という形でまとめられた坪田先生の言葉となると、私にとっては重みが違います。

 

生徒さん一人一人の才能を見出し、開花させてあげられるよう、精一杯指導していきたいと思います!

 

今後ともよろしくお願いいたします!

 

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