さかた塾中学部ブログ

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【高校紹介】銀河学院高等学校(その①)

みなさん、こんにちは!

 

さかた塾中学部代表の西川です。

 

尾道で塾を開業するにあたって、私がまず考えたことは、

「おれは東京から戻ってきた人間だから、尾道周辺の高校のことは知らん!授業はやるけど高校は自分で調べろ!・・・そんな恥ずかしいことは絶対に言いたくないし、それは塾講師として失格だ。」

 

ということでした。

 

 

ですので、入試の過去問を解いて分析することはもちろん、過去の記事でも触れたように、近隣の県立校の大学進学実績を調べました。他にもアクセス・学校行事の日程・過去4年間の選抜ⅠとⅡの倍率・選抜Ⅱの入試得点の目安・選抜Ⅲの有無などを調べました。 私立高校のコース・入試日程・学費・内申基準も調べました。

 

保護者の方々に入試説明会を実施することを想定して、合計20ページの入試制度を説明するパワーポイントも作りました。(まだ使いどころはないですが・・・笑)

 

 

ですが、ここまではHPを中心に集めた情報がほとんどなので、まだまだ情報不足だと考えています。ですから、せっかく集めた学校行事の日程を活用して、今年も各学校の説明会などにはどんどん参加しようと思っています。

 

そしてそこで私自身が感じたことを、進路指導に活かしていこうと考えています。

 

 

その中でも、私が塾を開業すると決めてから、昨年度のうちに学校説明会に参加できた学校が2校だけあります。

 

既に塾対象の説明会は終わっており、生徒・保護者対象の説明会でしたが、恥を忍んで、生徒さんに混じって参加してきました。(「このおっさん一人で来てるけど何者だ!?まさかこいつも受験するのか?」と中学生の皆さんには思われていたかもしれません笑)

 

 

今回はその中の一つ、中でも皆さんがあまり検討していないであろう私学を、試しにご紹介してみようと思います。

 

 

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銀河学院高等学校

HP: http://www.ginga.ac.jp/

男女:共学

アクセス:JR大門駅より徒歩7分

学科・コース:Ⅰ類(国公立大・有名私立大合格を目指すコース)/Ⅱ類(大学・専門学校等への進学を目指すコース)

全県模試偏差値:40.2

H31年卒業生の主な進学実績:九州大学1名、大阪府立大学1名、岡山大学4名、島根大学1名、山口大学1名など国公立大15名

 

大門!?遠すぎる。しかも偏差値も低い。なんでわざわざこんな学校を紹介するの?と思われた方もいるかもしれません。

 

ですが、進学実績を見て頂きたいです。

銀河では、国公立大を目指す生徒はⅠ類というコースに分類されますが、このコースにあたる生徒が、内部進学生(通称「内進」、中学以前から通っている生徒)と外部進学生(通称「外進」、高校から入学した生徒)を合わせて40名前後です。内進と外進は約20名ずつ、それぞれ別の組で授業を受けています。

国公立大合格者が15名ということは、Ⅰ類の生徒のおよそ4割の生徒が国公立大に合格しているということで、これは尾道東とほぼ同程度です。

 

入試担当の先生ともお話をさせて頂きましたが、「尾道東に落ちたくらいのレベルの生徒を広大・岡大に合格させるノウハウを持っています。」とおっしゃっていました。

 

実際に公開授業を見学しましたが、電子黒板やアクティブラーニング(先生が説明するだけの授業ではなく、グループで話し合う活動を多く取り入れる授業)を採り入れた授業が展開されていたり、高2理系の生徒たちが定員10名ほどの小教室で先生と近い距離で授業をしていたりする様子が見れました。

 

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英語の電子黒板を活用した授業

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日本史のアクティブラーニングの授業



 

また、この学校は県内の私立ではほぼ採り入れていない魅力的な制度があります。

それが「併願推薦の延納制度」「3月Ⅰ類入試」です。

 

県立高校を第一志望とされている皆さんには、「県立高校の入試の前に私立の入試があり、合格した後は入学手続金という形で10万円前後の金額を席の確保のために納めなければならない」、というイメージがあると思います。

 

ですが、銀河学院はそうではありません。

 

併願推薦は「『国公立の高校に全て落ちた場合、確実に銀河に入学する』という確約をした方のみ、入学金・入学手続金の納付を選抜Ⅱの発表後まで、座席を確保した状態で待ってくれる」という制度です。ただし、この制度を使う場合は、他の私立高校は受験できません。

 

このいわゆる「延納制度」は、東京の私立高校の場合は、ごく当たり前に行われている制度です。そもそも東京の私立高校は、受験者の数だけでも膨大で、かつ都立高校の倍率が高く、併願先の私立に進学する生徒も多いので、これで十分に経営が成り立つのです。(都からの補助金も結構出ているらしいです。)

 

しかし、地方の私立高校になると、そもそも子どもの数が少ない上に、公立高校の倍率も決して高くはない(=私立に進学する子の数が少ない、生徒数の確保が容易ではない)ので、学校経営的な側面を考えても、この制度を採用する学校はあまり見かけません。そういった意味で、非常に画期的な学校であると言えます。

(このお話を私が銀河の先生にお話した直後から、HPのトップページに延納制度のことが大きく載るようになったのは気のせいかな・・・?笑)

 

さらに、「3月Ⅰ類入試」です。これはⅠ類に進学意志のある生徒を対象に、選抜Ⅱの発表後に書類審査と面接のみで合否を出す入試です。ですので、自信満々で公立一本で受験をしたけど、落ちてしまった・・・という生徒さんで、基準を満たしている生徒さんの最後の砦になってくれます。

 

この制度を使ってほしい、というよりは、こういった雰囲気・制度がある学校があることを頭の片隅に置いた上で、受験校の選択をしてほしい、という意味でご紹介させて頂きました。気になった方は、ぜひ学校見学に行っていただければと思います。

 

また、塾や学校の先生を対象とした資料もいただいていますので、この場では書けないな基準のお話なども塾の面談では可能です。説明会で頂いた学校の特色なども、今回の記事では割愛させて頂きました。ご興味があれば、ぜひお問い合わせください。

 

現在、無料体験生を募集しています!ご面談で生徒さんの学習状況を確認したのち、必要があれば簡単な補習などを行って、そのまま授業に飛び込んでもらいます。
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